西日本豪雨
広島県呉は、土砂災害となりました。 この大量の土砂の為、復旧に長い時間がかかってしまいました。
写真は、協会が実際に現地入りをした時の写真です。
現地で現場視察というだけでは、当然のことながら受け入れはしてもらえません。被害地区の作業会社と一緒に災害復旧へ向けての話し合いをしましたが、なかなか行政の受け入れは難しく、民間企業への復旧へ急遽切り替えての仕事となりました。
災害をもたらした気象事例を基にした水害状況
2019年
8月26日~8月29日 前線による大雨
九州北部地方を中心に記録的な大雨。
10月10日~10月13日 台風第19号による大雨、暴風等
記録的な大雨、暴風、高波、高潮。
10月24日~10月26日 低気圧等による大雨
千葉県と福島県で記録的な大雨。
土肥:スライドを読みます。
千葉の災害ということで、私も含め協会の千葉のメンバーも被災するという事態になりました。 関東地区にお住いの方々も災害を身近に感じたことと思います。千葉に上陸した大型台風でしたが、来年以降も関東に大きな台風が来ることはテレビで放映もされていましたので、皆様もご存じのことと思います。関東だけではなく、日本全国どこで災害が起こるかわからない状況です。
困ったときは、お互い様ではないですが、どこで災害が起きても日本全国から災害復旧チームが集結して主要な施設は早期に復旧するといったシステムが早く構築できるよう取り組みをしております。主要な施設とは、ホテルや学校などの避難場所になる場所、老人ホームや病院などの健康弱者が必要とされる場所、市役所や県庁など災害復旧のための支持が出される場所などを考えています。
写真は、千葉の水害の写真です。協会メンバーの知り合いの住宅や企業も数多く浸水をしてしまい、対応に追われていました。
当然のことながら、千葉の作業会社も人員不足に悩んでいますので、大きな復旧工事はなかなか行えませんが、それでも乾燥・消毒といった作業を優先順位をつけながら対応していたようです。千葉では、今までここまで大規模な浸水被害というのがなかったために、経験をして初めて知る水害被害後のカビの問題にみなさん恐怖を覚えているようでした。関東圏の協会メンバーも千葉・埼玉・神奈川と復旧工事の追われています。今日現在も、箱根・川崎・茂原といった地区で活動中です。
写真は、千曲川決壊の様子です。
台風19号で決壊した千曲川、長野で大きな被害が出ているのは皆さまご存じだと思います。また、阿武隈川の決壊で福島、宮城でも大きな被害が出ています。現在、協会の東北支部のメンバーが必死に復旧工事の取り組んでいますが、やはり力不足です。ほんのわずかな復旧しか行えません。人材不足も解決しなくてはいけない大きな問題です。
水害復旧業界の構築は急務です。
全国の水害・土砂災害の発生状況(1994年~2003年)
大きく変動する日本列島の気象
日本列島の気温は1980年代後半から急速な上昇傾向にあり、1990年以降は最高気温の記録を相次いで更新。近年は、多雨と小雨の年ごとの変動が激しく、異常気象が連続。2004年9月、地球シミュレータが「2100年までの日本は温暖化によって猛暑と豪雨が増加する」と予測しています。
毎年のように今年起きてしまったような災害が起きても不思議ではない状況です。自然災害は、起きてしまうことは仕方がないですが、被災された方の生活をより早く元の状況に戻すため、災害復旧の業界の確立は急務ではないでしょうか?